
6軸スコア
作品の個性を6方向から可視化する独自指標。SweetScore(総合点)では見えない強みと弱みが分かります。
攻略のポイント
「とらいあんぐる!」が手がける『PrincessProject -プリンセスプロジェクト-』は、ポンコツお姫様ミーユが国民の支持率を上げるために奔走するキャラチェンRPGだ。『淫魔ネムのChuChu精液探検記』『くノ一椿』に続くシリーズ第3作で、過去作のサクサク進行・低難易度・明るい雰囲気を引き継ぎつつ、主人公以外の4人+αを切り替えて操作する独自のシステムを採用している。
販売3万本超・★4.59という数字を支えているのは、開栓注意氏のむちっとした絵柄、100シーン規模のHボリューム、そしてシリーズ初導入の断面アニメーションだ。ボス敗北で味方が助けに来る独自演出や、街中イベントが他キャラのフラグに波及する仕組みなど、ただ「負けると見られる」だけのRPGとは違う作り込みが随所にある。
ここでは「カリスマと魅力という2軸の支持率」「キャラチェンとフラグ管理」「全シーン回収のコツ」「EDの分岐条件」を中心に、これからプレイする人がつまずきやすいポイントをまとめておく。
全体の流れと支持率システム
ストーリーは、王が突然ぎっくり腰で退位し、ポンコツ姫ミーユが国を回すことになるところから始まる。基本ループは「街でイベントを発生させる→ダンジョンに潜ってボスを倒す→章が進む」というシンプルなRPG構造で、メインを追うだけなら2〜3時間、Hシーンを集めながらだと5〜6時間でクリアできる。
支持率は2軸ある。ダンジョン攻略やモンスター退治で上がる「カリスマ」と、街中でHな解決をするほど上がる「魅力」だ。どちらに偏ってもクリアは可能だが、ED分岐の条件にどちらの値も絡んでくる。完全クリアを狙うなら、序盤からカリスマと魅力をバランス良く上げておきたい。片方に振り切ったプレイは、2周目以降の引き継ぎで試すのが効率的だ。
街中の依頼は「お金で解決」「武力で解決」「ミーユの体で解決」の3択になっていることが多い。実用シーンを集めたいなら体で解決一択、カリスマEDを狙うなら武力解決を選ぶ。後述するが、一度選んだ依頼は基本的にやり直せないので、初回プレイは「魅力寄り+たまにカリスマ」あたりに振っておくと取りこぼしが少ない。
序盤の街イベントには「困っている男にHで奉仕する」「商人に値切り交渉でHを差し出す」といった、いかにもエロRPGらしい場面が並んでいる。ここで体解決を積極的に選ぶと魅力ゲージが伸び、ミーユの呼ばれ方も「ポンコツ姫」から徐々に変化していく。逆にカリスマを伸ばすと、町中で「凛々しい王女様」として持ち上げられるようになり、同じ依頼でも会話文や住民の反応が差し替わる。同じ街でも振り方次第で空気が別物になるので、2周目以降の遊び応えはきちんと用意されている。
キャラチェンと救出システムの活かし方
本作の最大の特徴が、ミーユ以外のキャラを操作できるキャラチェン機能だ。メイドのエリス、シスターのソニア、魔法使いのマキ、娼婦のアイ(サブ)の4人+αを街で切り替え、それぞれのHイベントを発生させる仕組みになっている。
キャラチェンが効いてくるのが「ボス戦敗北時の救出パート」だ。ミーユがボスに負けると、そのダンジョンに対応した仲間が単独で救出に向かう展開になり、そこで救出側キャラ用のボス戦・敗北シーン・救出シーンが連続で発生する。つまりボスに勝つルートと負けるルートでシーンが完全に分岐していて、エロ目的なら「初手は負ける→セーブからやり直して勝つ」の二段構えがほぼ必須になる。
注意したいのは、ストーリー進行上「救出に行けるキャラがあらかじめ決まっている」点だ。プレイヤー側で誰を救出に向かわせるかを選べるわけではない。第1章ならエリス、第2章ならソニア、というように章ごとに固定なので、推しキャラのシーンが何章で見られるかは先に確認しておくと心の準備ができる。
街では戦闘以外のキャラ別イベントも多数発生する。例えばエリスの市場お使いイベント中にミーユで別の場所に行くと、エリスのイベント側が進む――というようにキャラの行動が連動する。回想部屋のヒント機能(後述)を使えば、どのキャラで何をすればフラグが立つかが大まかに分かるので、行き詰まったら活用したい。
全シーン回収のコツとフラグ管理
回想シーン数は100超。これだけのボリュームを1周で全部見るのはまず無理で、フラグ管理も「一度逃すと取り返しがつかない」タイプが含まれている。具体的には、特定の街イベントを別キャラで進めてしまった場合や、章を進めて街に戻れなくなった場合、その章で発生するはずだったシーンが見られなくなる。
ただし救済策として、クリア後に「ギャラリー全開放」機能が解禁される。1周目で全回収を諦めても、ストーリーを最後まで進めれば全シーン閲覧自体は可能だ。「とりあえず自分の好きなように進めて、回収しきれなかったシーンは2周目or全開放で補完する」というスタンスが一番ストレスが少ない。
回想部屋のヒント機能は使い方を覚えておきたい。未回収シーンを選ぶと「○○の街で△△キャラを操作中」といった条件のヒントが表示される。完全な手順までは出ないが、どのキャラで動けばいいかの当たりが付くので、フラグが分からなくなったらまずここを見るのが正解だ。
処女クリアも可能で、ミーユ以外の手段でHイベントを進めれば原理上は処女のままラスボスまで行ける。ただし特典EDがあるわけではなく、処女判定が反映されるのは一部のシーン差分のみ。「処女縛りは自己満足の遊び方」と割り切るのがいい。
ヒロイン別の見どころと推し攻略
メインヒロイン4人+サブのアイは、それぞれ性格と性的傾向が明確に分かれている。
ミーユ(主人公・お姫様):天然スケベタイプで、本人にエロい体だという自覚が薄い。「Hなことをすれば国民が認めてくれる」と本気で誤解しているノリで、街中ご奉仕イベントや娼館イベントが豊富にある。姫設定がエロさのスパイスとして効いていて、ミーユ目当てなら魅力ルートを伸ばすと回収数が増える。
エリス(メイド・銀髪クール):表向きはクールなプロのメイドだが、Hシーンでは表情を崩してトロ顔になる落差が見どころ。第1章のダンジョン敗北→救出時に大量種付けで腹が膨らむ展開があり、序盤の山場のひとつになっている。メイド服のまま陥落していくシーンが多いので、メイド服派は外せない。
ソニア(シスター・ピンク髪):本作で最も堕ちる幅が大きいキャラ。きっかけ次第で「懺悔を受ける真面目なシスター」から「進んで客を取る娼婦」まで一直線に転がる、いわゆる娼婦ルートが用意されている。毎日の祈祷シーンや、神官服のまま客を取る展開などピーキーな描写が揃っており、堕ちもの好きなら最優先で狙う価値がある。娼婦ルートは特定の街イベントの選択肢で進行するので、ソニアパートでは「Hで解決」を意識的に選んでいくこと。
マキ(魔法使い・黒髪):シーン数自体は他キャラより少なめだが、立ち絵時点で評判の良いキャラ。クールな魔法使いという属性で、シーン数の物足りなさを差分の濃さで補っているタイプだ。
アイ(サブ・経験豊富な娼婦):「経験回数999回」という設定の傾国の娼婦で、登場キャラたちの貞操観念を片っ端からぶち壊していくトリックスター枠。アイが街に絡むことで、他のメインキャラの娼婦化フラグが連鎖していく構造になっている。
操作キャラ切り替えは多少手間で、キャラチェンしてイベント発生→また戻して別キャラのフラグ確認、という往復が必要な場面がある。面倒なら回想部屋のヒントを見てから動くと無駄足が減る。
なお、立ち絵やイベント絵に出てくる「アイ」「マキ」など名前付きNPCもエロイベントの対象になっており、特にアイはミーユの娼婦化フラグの起点になる重要キャラだ。「町に着いたらまずアイがいる場所を覗いてから動く」のを習慣にすると、隠れイベントの取りこぼしがぐっと減る。
戦闘・難易度・断面アニメの活用
戦闘は1対1のオーソドックスなコマンドバトルで、レベル上げをしていれば終盤まで詰まらない。ミーユ自身は弱めの設定だが、救出パートで操作するサブキャラはレベル99の状態で出てくるので、ボスに負けた後の救出戦は実質ゴリ押しで勝てる。
敗北用に「わざと負ける」のもストレスなく回るよう調整されており、戦闘中のセクハラ攻撃で衣装ダメージ差分が出る仕組みも健在だ。前作『くノ一椿』にあった戦闘中のセクハラ技の数は減ったが、その分敗北後の本番シーンが手厚くなっている。
本作の目玉のひとつが断面アニメーション。挿入シーンで子宮や精液の動きが滑らかに動くタイプの演出で、CG集や漫画ではなかなか味わえない迫力がある。アニメーション再生はシーン中のボタン操作で任意のタイミングに切り替えられるので、自分のテンポに合わせて使いたい。全シーンに付いているわけではなく主要なフィニッシュシーンに絞られている分、出てくると印象に残る作りだ。
エンディングと周回プレイ
EDは複数あり、大まかに「カリスマ重視(真エンディング系)」「魅力重視(堕ち系)」「バッドエンド系」に分かれている。バッドEDも悲壮感を抑えた明るめのトーンで、「ED後にむしろ幸せに見える」タイプの締め方になっている作品だ。
引き継ぎ要素はレベル・所持金・回想開放状況などがあり、2周目以降は街での選択肢を真逆に振っても気軽に試せる。1周目はミーユ+ソニア娼婦ルートに振り、2周目で全員カリスマEDを狙う――といった遊び方が王道だ。
ラスボス攻略時はミーユのレベルが15〜18前後あれば足りる。レベル99のサブキャラを連れていけるので戦闘自体は緩いが、ラスボス直前で複数のED分岐選択肢が出るので、回収目当てならその直前でセーブを分けておくこと。これだけは忘れないでほしい。
周回時にもうひとつ意識したいのが、エンディング種別ごとに後日譚的なエピローグCGが用意されていること。「国を立て直したカリスマED」「全員娼婦堕ちの破滅系ED」「ミーユだけが堕ちる中間ED」など、ED後の数枚で印象が大きく変わるので、ED分岐用セーブはなるべく多めに残しておくと回想開放後の見返しでも楽しめる。
詰まりがちなのが第3章前後で、ここから街イベントの数が一気に増えてフラグ管理が複雑になる。「ミーユを街に置いてキャラチェン→別キャラのフラグを進めてからミーユに戻す」の順を意識すると進めやすい。逆にミーユのまま強引にダンジョンに突っ込むと、対応する仲間のサブイベントを取りこぼしたまま章が進んでしまう。
補足
本作はサークル「とらいあんぐる!」の三作目で、過去作(淫魔ネム、くノ一椿)からの正統進化版という位置付けだ。過去作未プレイでも問題なく遊べるが、シリーズ共通の「サクサクテンポ・低難易度・明るい雰囲気・敗北しても話が進む」という基本姿勢を踏まえて触ると、本作で新規追加されたキャラチェン要素や断面アニメの意義が分かりやすい。
価格は2,000円弱、プレイ時間は全回収狙いで6〜8時間、ED分岐込みの周回までやると10時間を超えるボリュームだ。CG枚数・シーン数あたりの単価で見るとかなり手厚い部類に入る。
開栓注意氏のイラストは音声作品のジャケットで見覚えのある人も多いはず。むちっとした肉感、テカテカの肌の塗り、大量の精液描写が特徴で、本作はその画風が動く形で楽しめる数少ない長編RPGになっている。逆に「ピーキーな性癖の専門作品」ではないので、ゴリゴリの鬱展開・凌辱描写を期待するとトーンが合わない可能性はある。
体験版が公開されているので、絵柄やテンポが合うかは購入前にチェックしておくと失敗が減る。「天然スケベ姫+甘めの堕ち描写+断面アニメ+キャラチェン」という組み合わせがピンと来たら、買って後悔する作りではない。











