
6軸スコア
作品の個性を6方向から可視化する独自指標。SweetScore(総合点)では見えない強みと弱みが分かります。
攻略のポイント
びたみんクエストシリーズの続編という位置づけ
本作はぶたコマ300g氏が手掛けたエルフ女主人公RPG『びたみんクエスト』(2012年公開、現在は無料配布中)の正統続編にあたります。前作で討伐対象だったぴゅらあの・ぺりじあ・ねるぷらといった悪魔たちがそのまま仲間として加入してくる構成で、世界観・キャラ関係・固有名詞は前作からひと続きでつながっています。レビューでも「続編」というワードが100件中16回登場し、前作プレイ済みのファンが「あの娘たちと一緒に旅できる」という前提に強い反応を示している作品です。
開発者コメントとプレイ順の推奨は明確で、時系列としては「2ND体験版(プロローグ)→無印→本作」の順に触れると物語の前後関係が把握しやすくなっています。前作は配布元のブログから無料で入手できるので、未プレイの方はそちらを先に走らせると、本作冒頭のフラウト高原や帝都周辺の地名、シィや旧三魔王のキャラ性が頭に入った状態で本編へ入れます。ただし前作キャラのシィについては本作では名前のみの登場でHシーンは用意されていないため、続投目当てで踏み込むと拍子抜けする点はあらかじめ知っておくと安全です。
ミカミパートとライパートの二部構成
本作の最大の構造的特徴は、ミカミ編(エルフ剣士の冒険RPG)とライ編(娼館経営シミュレーション)が並行して走る二部構成です。レビューで「キャラ」49回・「ストーリー」45回・「好き」41回と高頻度で言及されている通り、片方ずつではなく両パートの行き来で初めて全体像が見えてくる作りになっています。
ミカミパートはターン制サイドビュー戦闘の王道RPGで、シンボルエンカウントなので雑魚は避けやすく、戦闘システム自体はオーソドックスで取っつきやすい部類です。一方のライパートは娼婦をスカウトして訓練し、ランクを上げていく経営パート。スキル習得は訓練内容で分岐し、性交系・奉仕系・感度系の複合スキルはそれぞれ1つしか持てない、性格性質(甘々・真面目など)はスカウト時のみ取得可能、といった独自ルールがあります。本編で詰まったり気分転換したくなったら、進行条件を満たした段階で意識的にライパートへ切り替えていくと、ライ側でスカウトしたキャラがミカミ本編に影響するケースもあるため、両輪で進める設計になっています。
ミカミの体型切り替えと進行ロスト対策
ミカミは戦闘外であればメニューから通常体型とロリ体型を自由に切り替えられ、NPCとのHシーンは体型ごとに差分が用意されているシーンが多数あります。気になるイベントに入る前に切り替えて両方を確認しておくと、後で再訪する手間がぐっと減ります。
進行面で序盤に押さえておきたいのが、全滅時のセーフティとなるアイテムを売るNPCの存在です。本作は戦闘敗北時専用のHシーンが多数仕込まれている一方で、未対策で強敵に挑むと時間が巻き戻る系のロストコストが大きい構造になっています。「全滅アイテム」を入手してから未知のモンスターと戦えば、敗北CGの安全な回収と進行確保を両立できるので、序盤の最優先は探索範囲を広げる前にこのNPCを見つけることです。レビューに「ボリューム」55回・「しっかり」10回・「豊富」10回とあるとおり後半まで物量が落ちないため、序盤で進行を巻き戻す事故を起こすと体感のテンポが大きく崩れます。
クリア後のINCシステムと魔王恋人化
魔王討伐後にはINC(淫魔値のような数値)が新たに表示され、後半イベントの解放条件として機能します。INCはエロシーンやライパートでの進行で増加し、目安としては以下の通りです。フラウト高原下層でボス猿イベント、第5街道で山賊団イベント後の砦解放、INC20000以上でカイリ絡みの失踪事件で複数会話、INC30000以上で幻視の城関連、INC50000以上+娼館ランクA以上+魔王恋人化で侵世改イベント、という順で開放されていきます。
最終目標のひとつである魔王(アマリリス)の恋人化は、ライ側で「娼婦活動」と「娼館ランクA」を満たしてから挑む必要があり、ミカミだけ走らせていると到達できません。さらに前述のエンヴェイン・クラアラ・ヅング・シェリアレ・アマリリスの五人(前作で倒した悪魔たち)はカイリの部屋左エリアに出現し、それぞれ会話で娼婦化が解禁されていく構造になっています。エンヴェインはレビューでも強力娼婦として名前が頻繁に挙がるため、ライパート序盤の主戦力として育成リソースを集中させると、他の四使をスカウトする余裕が生まれて経営が安定します。一方カイリは娼婦化不可ですが、ストーリー上の重要イベントを多数抱えているのでINC上昇のたびに会話を確認しておくと取り逃しが減ります。
戦闘敗北とエロシーンの回収方針
レビューで「エッチ」25回・「エロシーン」20回・「性癖」17回・「シチュエーション」13回と高頻度に語られている通り、本作のHシーンは構造的にも質的にも本作の主役に近い扱いです。基本CG約150枚に加えて通常Hシーン約370、短めHシーン約130、戦闘ちびキャラ用アニメーションが約450前後と公称されており、回収には腰を据えた周回が前提になります。
特に意識したいのが「戦闘敗北時にしか見られないHシーン」の存在です。負けを積極的に受け入れるプレイがCG回収の本筋になるため、初見の敵にはまず一度わざと負け、その後で勝利→セーブからのロード→もう一度敗北、という回収ルーチンを組むと効率が上がります。前述の全滅アイテムを揃えていれば、進行ロストを抑えながら敗北シーンを安全に踏みにいけるので、対策アイテムの常備が回収プレイの土台になります。フリーセックス展開は山奥の村や灰都市など複数エリアで開放されるため、メインを進めながらサブエリアの再訪も忘れないようにすると、シナリオ進行と回収率が同時に伸びていきます。
作り込みとボリュームの実態
レビューでは「作り込」16回・「アニメ」13回・「クオリティ」13回・「完成度」と、ビジュアル面・データ量の両方への言及が多く並びます。発売後もバージョンアップが頻繁に行われ、現在は ver1.845 まで更新が続いている息の長さも特徴です。プレイ時間の中央値は22時間との集計が出ていますが、ライ娼館で15人のユニーク娼婦+コモン娼婦の恋人化や、ミカミ側のサブエリア・差分回収まで踏み込むと体感はさらに伸びます。ErogameScapeでの集計でも中央値80点・平均82点と数値ベースで安定した水準を出しており、価格に対する物量の比率としては値段相応というよりお得感のある分類です。
注意点として、エンジンが RPGMaker VX Ace のため最新ツクール製と比べるとやや動作がもっさりする場面があり、起動には VX Ace RTP のインストールが必要です。容量面の制約からも、定期セーブはバグ回避の意味で推奨されています。また、ミカミは初期から淫乱度がかなり高く設定されているため、純情な主人公が徐々に堕ちていく過程を見たい志向のプレイヤーには本作のトーンは合いません。逆にエルフ剣士が最初から最後まで奔放にHを楽しむ作風が好みなら、本作の100件超のレビューで「最高」21回・「おすすめ」16回・「オススメ」15回・「是非」14回と並ぶ反応がそのまま当てはまる作品です。
補足
- 推奨プレイ順は「2ND体験版(プロローグ)→前作びたみんクエスト無料版→本作」。前作の世界観とキャラ関係を押さえてから入ると本作冒頭の悪魔たちの掛け合いが大幅に締まります
- ライパートは本編クリア後ではなく、進行条件を満たした段階で早期解禁されます。本編で詰まったときは切り替えると気分転換になり、ライ側でスカウトしたキャラが本編に波及する場合もあります
- 五人の悪魔(エンヴェイン・クラアラ・ヅング・シェリアレ・アマリリス)はカイリの部屋左エリアで会話するごとに娼婦化が解禁されます。INC上昇で順次新しい会話が増えていきます
- 魔王アマリリスの恋人化は娼館ランクAが必須。INC50000以上の侵世改イベントを目指す場合はライパートを必ず並走させてください
- 前作キャラのシィは名前のみ登場でHシーンは用意されていないので、続投目当ての方は事前に把握しておくと肩透かしを避けられます
- 本作は ver1.845 まで頻繁にアップデートが続いているため、不具合に遭遇した場合はサークルの不具合報告ページや最新版差分を確認すると解決が早いです





