
6軸スコア
作品の個性を6方向から可視化する独自指標。SweetScore(総合点)では見えない強みと弱みが分かります。
攻略のポイント
まず知っておきたい全体像
本作は初代ドラゴンクエストの構造をほぼそのまま下敷きにした、王道のレトロ風RPGだ。主人公は勇者トロの末裔で、ガイアの大穴から再び解き放たれた竜王子を討つために旅立つ。戦闘は1対1のターン制、移動はゆっくり、セーブ箇所は限られていて中断機能で補う――という構成まで含めて、当時のファミコンRPGの手触りを意図的に再現している。だからこそ最初に意識しておきたいのは、これは「即抜き」向けの作品ではないという点だ。エロシーンの大半は冒険を進めた先のご褒美として配置されているので、まずは普通のRPGとして攻略する覚悟で起動するとストレスが少ない。
ゲーム開始時にムーン王女・アリーナ・ビアンカの3人から1人を花嫁(メインヒロイン)として選ぶ。共通ルートをベースにしつつ、選んだヒロインで一部のイベントと立ち寄るダンジョン、専用シーンが変わる。全CGを集めるなら最低でもこの3人ぶんの周回が必要になり、後述のメダパニックぶんまで含めると周回数はさらに増える。1周目から完璧にこなそうとせず、「1周目は素直にクリアを目指し、2周目以降でやり込む」と割り切るのが結局いちばん早い。
戦闘とレベル上げ・金策の進め方
1周目の難易度は素直に手強い。油断して格上のエリアへ踏み込むとあっさり全滅し、敗北するとゴールドが半分になるペナルティもある。基本方針は「行ける範囲で1段階ずつレベルと装備を整え、橋を渡って敵が強くなったら引き返す」というオーソドックスなもの。次の目的地が分かりにくい場面が多いので、町人の話は必ずメモを取りながら進めると詰まりにくい。
- 装備とアイテムは戦闘中に道具として使うと壊れる仕様がある。高い金を出して買った武具が数回で砕けることがあるので、いざという時に使う「まほうのつえ(3000G)」や「けんじゃのあかし(8000G)」のような道具役は予備を多めに持っておく。
- 金策はやや渋い。序盤は資金集めが軌道に乗るまで時間がかかるので、無理な高級装備の前借りより、確実に倒せる狩場でコツコツ稼ぐほうが安定する。敗北による半額ペナルティを食らわないことが結果的に最大の節約になる。
- アイテムの最大所持数がかなり絞られているため、回復役・道具役・換金用を欲張りすぎないこと。所持枠の管理そのものが攻略要素になっている。
- レベル上げが極端に必要になるのは主に1周目の後半。逆に言えば、ストーリーの長さは適切なので、寄り道しすぎなければクリアまでにレベルは自然と追いついてくる。詰まったと感じたら、新しい装備を買うより1〜2レベル上げるほうが効くことが多い。
謎解き・ダンジョン攻略のコツ
本作最大の山場は戦闘よりむしろ謎解きとダンジョンだ。「次にどこへ行けばいいか」がぼかされているうえ、中盤には総当たりでは抜けにくい入り組んだ洞窟が用意されている。
- 呪文は戦闘用だけでなくフィールドの仕掛けや町人に対しても使えるのが本作独自のポイント。扉や住人にかけて初めて道が開く・隠し要素が出るケースがあるので、行き詰まったら手持ちの呪文を片っ端から人や物に試す癖をつけたい。眠らせる呪文などは攻略とエロイベントの両方の鍵になる。
- 伝説のアイテム類を集めて魔王城への道を切り開くのが大筋の目的。重要アイテムは「とびらのかぎ」「ゆうしゃのあかし」などストーリー進行の必須キーになっている。
- フィールドには見えない隠し宝箱が点在する。装備の充実に直結するので、怪しい行き止まりや不自然な空間は調べておく。
- 中盤の入り組んだダンジョンは、レトロ仕様ゆえにヒントが少ない。どうしても抜けられないときは自力にこだわらず攻略情報を頼ってよい。サークル公式サイトにヒント集とマップが用意されており、これを見れば詰みゲーになることはまずない(ヒントは白文字で隠してある形式で、同じページに別のネタバレも載っている点だけ注意)。
ラスボス竜王子の倒し方
最後の竜王子戦には、初見では気づきにくい仕掛けがいくつかある。
- 竜王城には、一度竜王子に敗北して初めて出現する隠し階段がある。普通に攻略しているとこの階段が見えず先へ進めないことがあるので、「行き止まりに見えるのに進めない」と感じたら、わざと一度負けてみるのも手だ。
- 竜王城地下では伝説の武器「ふるびたつるぎ」が入手できる。最終決戦の戦力として、ここを回収してから挑むこと。
- トロの装備をひと揃いにし、トロの剣を道具として使うと、その剣の光で竜王子は力を失う。正面から殴り合うより、この仕掛けを使ったほうが安定して勝てる。装備とアイテムの「正しい組み合わせ」を見抜くのが攻略の核心になっている。
- ラスボス前は道具役装備が壊れていないか、回復アイテムが足りているかを確認してから踏み込む。敗北すればゴールド半減なので、勝てる確信が持てるまで準備したい。
周回・メダパニックと全CG回収
クリアすると周回プレイが解禁され、ここからが本作の本領発揮になる。
- 2周目以降はレベルが1に戻る代わりに、獲得経験値が周回数に応じて倍増する(2周目は2倍、3周目は3倍…と上がり、最大で8〜9倍まで伸びる)。アイテム・装備・ゴールドは(伝説の武器など一部のクリア専用品を除き)引き継がれるため、実質「強くてニューゲーム」として一気に進められる。周回を重ねるほど、歩いているだけでレベルが追いつくほど快適になる。
- レベルを引き継がず経験値倍率で底上げする設計なので、毎周レベルアップの瞬間とステータスの伸びを楽しめる。これが周回を苦にさせない最大の理由だ。
- 2周目からは「メダパニック」が解禁され、ほとんどのイベントに通常版とメダパニック版(アヘ顔・淫乱化した姿)の2パターンが追加される。強制ではなく通常/メダパニックを選択できるので、アヘ顔が苦手なら通常のままでも問題なくクリアできる。
- 2周目以降限定のアイテムや、周回でしか発生しないイベント、各ヒロインルートの隠し装備も用意されている。スワンプ(毒の沼)系の洞窟には2周目以降に最強防具「コンドーム」が出現する。物理防御は低いが物理以外の特殊攻撃を100%防ぐので、状態異常や即死系で詰まる相手に効く。
- 移動の遅さは2周目以降に速度を上げる手段が用意されているので、周回時はこれを活用するとイベント回収が一気にはかどる。
全CGコンプリートの目安は次の通り。ヒロインが3人いるので最低3周、さらにメダパニックぶんを含めるとメインヒロイン用イベントだけで最低6周が必要になる。実際のコンプリートまでの所要時間は7周・15時間前後が一つの目安だ。エロシーンは選択した行動でルート分岐し、見たことのあるシーンはギャラリーのCGモード・回想モードからいつでも再生できる。情報がないと見逃すCGもあるので、コンプを狙う2周目以降は公式のヒントを横に置いておくと取りこぼしが減る。NTRやBAD ENDの分岐もあるため、注意書きが出るシーンの前ではこまめに中断データを分けておくと安心だ。
補足
- 元ネタは初代ドラクエだが、ヒロインや登場キャラはシリーズ各作から幅広く集まっており、それぞれに専用イベントとシーンが用意されている。1人につきCGは基本2枚程度だが、キャラ数が多いぶん総ボリュームは厚い。
- レトロ再現を優先しているため、移動の遅さ・セーブ箇所の少なさ・装備が壊れる不便さなどは「あえて残した不自由」だ。ここを許容できるかどうかが本作との相性を分ける。合うか不安なら、まず体験版を触ってみるのが確実で、体験版のセーブデータはそのまま製品版に引き継げる。
- 戦闘は1対1のシンプルな形だが、装備品の組み合わせ次第で攻略の幅が大きく変わる。攻撃力の高さだけで装備を選ばず、道具として使える効果や特殊攻撃対策まで見て揃えると、難所での詰まりが減る。
- すぐにエロを見たいタイプには向かず、腰を据えて王道RPGを遊びたい人ほど満足度が高い作りになっている。先にRPGとして攻略し、ご褒美としてシーンを開けていく――という遊び方が本作の素直な楽しみ方だ。








