
6軸スコア
作品の個性を6方向から可視化する独自指標。SweetScore(総合点)では見えない強みと弱みが分かります。
攻略のポイント
「ぼくのひみつの夏休み はなまる」は、サークル「幼心の君に」が2017年に出した初代「ぼくのひみつの夏休み」を、2023年の続編「2」で完成させたLive2Dアニメーションとキャラカスタマイズの技術で作り直したリメイクRPGだ。両親の都合で夏の一ヶ月だけ叔母の住む田舎の離島にあずけられた主人公「ボク君」が、島の女性や同年代の子どもたちと交流しながら、自由に夏休みを過ごしていく。ベースになっているのは某コンシューマーの名作夏休みゲームのオマージュで、虫取り・釣り・探検・ガチャといった遊びの合間に、ひと夏の性の体験が差し込まれていく構造になっている。初代の良さをそのままに、新ヒロイン・新イベント・新Hシーン、そして「2」のキャラメイク機能を逆輸入しているため、初代未プレイなら無印ではなくこの「はなまる」を入口にするのが正解だ。
まずどう動くか — 1日のサイクルと進行の基本
このゲームには明確なクエスト指示がほとんどない。リアルタイムで時間が進み、朝・昼・夜と移り変わる中で「今日は何をするか」を自分で決めて島を歩き回る、自由行動型の箱庭ゲームだ。エロもゲーム部分も、まずイベントを自分で探し当てないと何も始まらない。漫然と歩いていると一ヶ月が終わってしまうので、最初に進め方の軸を掴んでおきたい。
- 朝の居間のテレビは必ず見る。 占いの形でその日のイベントヒントを示してくれる。初代はノーヒントで手探りだったが、はなまるはこのテレビ占いのおかげで「次にどこへ行けばいいか」が格段に分かりやすくなった。逆に言えばテレビを見ないと詰まる。
- 会話の中に次のヒントが含まれていることが多い。 島民との会話を飛ばしてしまうと、いつまでもイベントが進まない原因になる。テキストはきちんと読むこと。
- マップ間の移動で時間が大きく飛ぶ。 島は広く、マップからマップへ歩くだけで時間帯が変わってしまう。やりたいことと回るルートを先に決めておかないと、その日のうちに目的のイベントへ辿り着けず一日を無駄にしやすい。
- 夜の生活ルーチンを守る。 夕ご飯を食べたあとは風呂と歯磨きが地味に大切で、ここを飛ばすと翌日以降のフラグに響く。夜は1日の締めとして固定の流れを意識しておくと安定する。
一見すると行き止まりに見える場所が実は奥へ繋がっていたり、夜になると入れる家があったりと、時間帯と場所の組み合わせで開く扉が多い。詰まったら「別の時間帯」「まだ入っていない建物」を順に潰していくのが基本の探索方針になる。
虫バトルを軸にした攻略 — 序盤こそこまめに戦う
はなまるのゲーム部分の中心は虫バトル(ムシバトル)だ。某100円カードダス的な収集対戦で、これがイベント解放の条件にしっかり絡んでくるため「エロだけ見たいから」と無視できない作りになっている。
- 序盤からこまめに戦って虫を育てておく。 虫バトルはちゃんとプレイすることで進行上の恩恵があり、特に序盤で手を抜くと後半のイベント条件で足止めされる。最初のうちは少し面倒でも対戦を回しておくと後が楽になる。
- 難易度は遠慮なく下げてよい。 この虫バトルは普通難易度でもそこそこ歯ごたえがあり、戦闘が得意でないプレイヤーは普通でも苦戦する。手早くストーリーとエロを進めたいなら、最初から難易度を下げてしまうのが賢い。難易度はオプションで変更できる。
- 虫が苦手なら演出を差し替える。 虫の見た目が生理的に無理という人向けに、バトルの虫グラフィックを別物に差し替える機能が用意されている。プレイ前にオプションを確認しておくと不快感なく進められる。
虫バトル以外にも釣り、ガチャ、ままごと、友達の家で遊べるリズムゲームといったミニゲームが多数あり、これらは収集・やり込み要素として独立して遊べる。アイスの当たり棒集めや下着収集など、コンプ要素もこまかく散りばめられているので、エロを追わずゲームとして島の生活を回すだけでも時間が溶ける。
Hシーン全回収の進め方 — 軽いエロと「がっつり系」の差
エロは大きく分けて、覗き・夢・寝ているところへのイタズラといったすぐ見られる軽いエロと、相手と「なかよし」になって到達するがっつり系の本番シーンの二段構えになっている。前者は早い段階で見られるが、後者までの道のりはなかなか長く、フラグを順に踏んでいく必要がある。
- まずは関係を作る。 多くのヒロインは段階を踏んで距離を詰めていくタイプで、いきなり本番には至らない。テレビ占いと会話のヒントを頼りに、相手ごとのイベントを順番に消化していく。
- 「なかよし」になれば何度でも。 ここがはなまるの大きな改善点で、本番が一度きりだった初代と違い、一度なかよしになった相手とは何度でもHできる。お気に入りの相手のところへ通い詰めても一ヶ月で十分にクリアできる時間配分になっている。
- エロ本やビデオで知識を得て実践する。 ボク君は最初は何も知らない状態だが、島で拾ったエロ本やビデオで知識を仕込み、それを行為に反映していく流れがある。エロ本・ビデオは種類が増えており、これ自体が収集対象でもある。
- 襲ってくるタイプの相手なら知識ゼロでも童貞卒業できる。 進め方によっては、こちらが何も知らない状態でも、相手から迫ってくるルートでDT卒業まで持っていける。ルートの幅が広いので、攻略順は人それぞれでよい。
- 取りこぼし防止に回想モードを使う。 クリア後に開く回想部屋には全開放スイッチがあり、見逃したシーンを後からまとめて確認できる。さらに回想内ではキャラの差し替えもできるので、純粋なシーン回収ならここで補完すればいい。
Hの相手は同年代の女の子、叔母さん、売店のお姉さん、友達のお母さん、未亡人、ボーイッシュ女子、ミステリアス系の子と幅広く、さらに宇宙人・幽霊・原住民・南国の住人といった突飛な追加要素まで含まれる。初代が「もしかしたら地球のどこかにこんな夏休みがあったかも」というギリギリの日常感だったのに対し、はなまるはお祭り感を上乗せしたセルフパロディに近い拡張になっている。シチュエーションも睡眠中・和姦・お医者さんごっこ・覗きとプロセスが多彩で、Hに至るまでの導入が退屈しにくい。
キャラメイクを使い倒す — 周回の本番はここから
はなまる最大の追加要素が、続編「2」から取り込んだランダムキャラ生成とキャラクターカスタマイズだ。ゲーム開始前から全キャラの容姿をいじれるうえ、髪色・体型・乳輪の大きさ・体格・服装、さらには性別まで細かく調整できる。新規追加ヒロインも編集対象で、いじるとネタバレになるキャラにはきちんと警告が入る。
- 1周目はデフォルトで進め、2周目を本番にする。 「クリアしてからが本番」と言われる作品で、1周目で島の全体像と各キャラのイベントを把握し、2周目で全キャラを自分好みに錬成して入り直すのが定番の遊び方。ロリを巨乳にする、男キャラを爆乳にする、全員を男の娘・メス男子に変える、といった改造が自由自在だ。
- 回想部屋でも差し替えが効く。 カスタマイズしたキャラを回想シーンにはめ込めるため、無邪気なキャラに下品なセリフを言わせるギャップ目当ての遊びもできる。
- テクスチャ設定で絵柄の違和感を調整。 初代由来の絵柄に癖を感じる場合は、オプションのテクスチャ項目を「輪郭強調」に変えると線がはっきりして見やすくなる。Live2D化に伴う質感の変化が気になる人は、まずここを触ってみるとよい。
- 注意点。 キャラを男の娘に変貌させても、シーン中のセリフは女性キャラ扱いのまま進む。見た目と台詞のズレは仕様なので、男の娘プレイをするなら割り切って遊ぶ。
このキャラメイクのおかげで、初代を遊び尽くした古参でも見た目を変えるだけで新鮮にプレイし直せる。デフォルトの新ヒロインも最初から可愛く作られているので、改造前にまずそのまま会うのもおすすめできる順番だ。
シリーズの中での「はなまる」の立ち位置
「ぼくのひみつの夏休み」シリーズは、明るいキャラとストーリーの初代(1)、おとなしめのヒロインが多くキャラメイクや夢呼び出し・何度でもHできる仕様を導入した続編(2)、という流れで来た。はなまるは、その初代をLive2Dと2の機能で作り直した正統リメイクにあたる。ストーリーは初代と地続きで2とは別物だが、システム面は2の改良を全部取り込んでいるため、シリーズの集大成的なポジションになっている。
- 初代・2をすでに遊んだ人。 基礎部分は初代と同じなので、新キャラ・新イベント・新Hシーン・キャラメイクといった追加要素が目当てになる。中身は初代の正統進化で、内容の二番煎じに感じる部分もある一方、進化したアニメーションで懐かしいキャラを動かせること自体が見どころになる。アペンド/DLC的な拡張と捉えると納得しやすい。
- シリーズ初体験の人。 初代の名作部分を最新のシステムで遊べるので、無印を買うよりこちらが入口に向いている。難しい要素はほとんどなく、自由行動でサクッと進められるため、複雑なRPGが苦手でも問題ない。
なお、はなまるを気に入ったなら、ストーリーの繋がっていない続編「2」を別途遊ぶと、おとなしめヒロイン中心の別の味わいに触れられる。シリーズで棲み分けができている。
補足
ボリュームの実態として、登場キャラは19人規模、Hシーンの体位パターン自体は全キャラ共通寄りで「種類が爆発的に多い」タイプではない。そのぶんキャラメイクによる見た目のバリエーションと、ゲーム部分のやり込みで密度を出している作品だと理解しておくと、購入後のギャップが少ない。簡易ボイスが付いた点は実用面で大きく、箱庭系では無声作品も多い中で喘ぎ声が入る。ただしボク君自身もエロシーンで女の子を上回る声量で喘ぐため、声が気になる場合はボイスの音量設定で調整したい。
操作・テンポについては、立ち絵を常時表示する切り替えが欲しかった、マップ移動が手間、ロードがやや重い、といった指摘がある。作り込みが深いぶんの代償なので、PCスペックに余裕があると快適に動く。BL・ホモショタ要素はオプションで完全にOFFにでき、苦手なら最初に切っておけば一切出てこない。
進め方に迷ったら、開発者本人が別サイトで攻略情報を公開しているので、効率重視で全シーン回収したい場合はそちらを併用すると早い。価格は¥1,650に設定されている。この季節になると毎年起動したくなる、ノスタルジーとエロを同居させた一本だ。









