
6軸スコア
作品の個性を6方向から可視化する独自指標。SweetScore(総合点)では見えない強みと弱みが分かります。
攻略のポイント
作品の基本構造とプレイの心構え
本作は3人の強い女冒険者(魔法使い六道サリス、王国メイド長柊クリム、もう1名のパーティメンバー)が、各章ごとに別種の催眠・洗脳魔導具を持つゲス男たちに完敗していくRPGツクール製のシナリオ重視ADV/RPG。原作は作者がノクターンノベルズに公開している小説で、ゲーム版はその章構成を踏襲しつつイラスト・分岐・ゲーム的演出を追加した再構成版になっている。
戦闘はオマケでレベル上げもスキルツリーもなく、ステータスはバグ気味に高い設定。普通に戦えば負けない3人が「選択肢を1つ間違えるだけ」で催眠アイテムに敗北し、無様な末路まで描かれる構造が本作の幹。プレイ時の意識は「戦闘を攻略する」ではなく「分岐前で必ずセーブし、両ルート見る」に置く。シナリオスキップは実装されていないので、Ctrl長押しまたはEnter長押しで送ること。レビューでも複数言及されている注意点。
体験版時点で1章分まるまる遊べる仕様で、製品版で大きく追加されるのは2章以降。1章だけプレイして購入判断したいなら体験版でも十分実装が確認できる。
章構成と分岐セーブの取り扱い
本編は全6章。各章で異なる催眠魔導具と異なるシチュエーションが用意されている。各章には「正規ルート(先へ進む)」と「BADENDルート(敗北分岐)」があり、敗北分岐ではバトル直後にゲームオーバーで終わらず、堕ちた状態のヒロインを操作して町を歩けるパートが続く(雑魚戦闘員として敵国を彷徨う、物品化したまま放置される、教団信者として布教する、人格搭載型人形として店頭に立つ等)。これがメインディッシュと言って差し支えなく、ここを取りこぼすと作品の半分を見ていないことになる。
分岐の取り扱いで覚えるべき仕様は次の通り。
- 重要な選択肢の直前には必ずセーブスロットを開くタイミングがある。表示が出たら必ず別スロットに残す
- BADEND後は分岐直前まで自動で巻き戻れるため、ロード作業を挟まずに正規ルート側を続けて確認できる
- マップ上の「!」アイコンがサブイベント発火位置。首都を出る前に全部踏んでおかないと、章を跨いだサブを取りこぼす
- 画面左下の小さなテキスト通知が「サブが発生中」のサイン。中国語レビューで指摘されている通り見落としやすい
回想は冒険図鑑(ライブラリ)から後追いで開放できるが、サブの細かいNPC立ち絵差分が一部回想に登録されないので、本編で踏んだほうが確実。3章までは「本に書かれている情報」が攻略のヒントを兼ねており、1章は強制閲覧、2章以降は自分で図書館・本棚を調べに行く必要がある。
章別の見どころと取りこぼし注意点
#### 1章(最初の町・催眠アプリ系の導入)
3人パーティの「素の強さ」と「ヒロインの普段の凛とした立ち絵」がここで刷り込まれる。後の章での堕ちっぷりの落差を生む土台なので、雑談NPCにも2回ずつ話しかけて関係性を把握しておくのが推奨。BADENDルートに入るとサポートポジションのキャラがヒロインの行方を捜しに来る描写があり、物品化したヒロイン(郵便ポスト・小便小僧・椅子に化けている)と気付かずすれ違うシーンが入る。物品化したヒロインを操作する側のパートが存在し、堕ちた本人視点でも町を回れる。1章BADENDは「写真として販売される」結末があり、テキスト描写のみでCGがない部分があるのが惜しまれている点(複数レビュー指摘)。
#### 2章(寄生スライム編)
頭に寄生したスライムが「他の宿主を増やすため」にヒロインを動かす章。BADEND後は寄生状態のまま町に潜入して別キャラを引き込むパートに移行。寄生中の立ち絵差分が章内でも特に評価されており、ステータス画面でBADステータスやスキルが追加される仕様もここから本格化するので、ステータス画面を必ず開いて文章まで読むこと。
#### 3章(教団・宗教洗脳編)
孤高の魔法使い系キャラが「教義自体は変なこと言ってないわね」と言いながら徐々に教祖に心酔していく段階堕ち章。本作で最も心理描写が濃いと評されている章で、最終的に「元の人格を排泄」する展開まで進む。人格排泄まで含めて1セットなので、途中の選択肢でルートを切り上げないこと。スライム洗脳と並んで、ヒロイン以外のサブ女性キャラの転落も多く起きる章でもあり、首都内のモブを章開始時と章終盤で同じ場所に話しかけ直すと変化が確認できる。
#### 4章(帝国・戦闘員化編)
複数レビューで本作のピークと言われている章。敗北すると番号で呼ばれる雑魚戦闘員に堕とされ、敵国の男に飼われて性技を仕込まれ、戦闘員同士で無様さや忠誠を競うトーナメントに参加させられる。戦闘員が並んで敬礼するシーンは本章の代表カット。「あの章だけ何度もプレイした」と書くプレイヤーが複数おり、章内のサブイベントは全て踏みに行く価値がある。
#### 5章(首都狂乱・常識改変編)
「名前を書くだけで常識改変できる魔導具」が登場する章。「催眠中であることを自覚しながら逆らえない」という描写が特に丁寧で、ヒロインが「自分が変だと気付いているのにそれを変だと思えない」段階を経て堕ちる。中華圏レビューで一番好きと書かれているのもこの章と教団章。
#### 6章(操神・最終章)
ゲーム的メタ要素が前面に出る章で、プレイヤー(読み手)の存在が物語に介入する展開を含む。タグの「女主人公」が覆る可能性があるとレビューで注意されているので、メタフィクション耐性がないとここで読後感が割れる。最終話付近はADVパートが多くなり成人向けシーンの密度が下がる点も覚悟しておく。里長キャラの初物味見シーンが省かれている、メイド長クリムの堕ちシチュが少ない、といった不満は多くのレビューで共通している。
マルチエンドの仕様と回収手順
エンディングは3つで、いずれもラスト直前の選択で確定する。プレイ内容に応じて分岐が変動するタイプではないため、全イベントを踏んでから最終選択で1つずつ見ていけば良い。重要なのは次の点。
- 3エンドの間でロードを挟まずに連続回収できる設計。1回エンドを見ると分岐直前に戻されるため、続けて別エンドを選べる
- 自由旅行エンドが唯一の純ハッピーエンド寄り。里長エンド・架空エンドは皮肉混じりの結末
- 図書館の「冒険図鑑」に堕ちた女性キャラの状態が登録される。エンドによって登録キャラが変わるので、図鑑コンプ目的なら3エンド全部を踏む
- 「処女クリア」のような縛りプレイ報酬はない。普通に堕ちきって全イベントを開放するのが効率的
エンドを全て見終えたあとも図鑑から個別シーンを再生できるが、教団章のメイド長立ち絵・架空エンドの舞娘男装立ち絵・操神立ち絵などは特に評価が高く再生回数が伸びやすい。
サブイベントと隠し要素の踏み方
本作はサブイベントの密度が異常に高く、しかも全章に分散しているため、章内で踏みきらないと先に進めなくなる仕様の取りこぼしに注意。
- 首都内で立ち絵付きのモブ女性NPCはほぼ全員、後日談で堕ちる側に回る。会話を聞くだけで彼女らの転落過程が判明する作りなので、章ごとに2周話しかけることが推奨される
- 「取材イベント」と呼ばれる記者キャラが各章に絡む。終わり方がやや薄いと指摘されているが、メイド長への取材結果は分岐によっては最後まで描かれない。確認したい場合は里長エンド側を選ぶ
- 「ショタおね」シチュは本筋以外で発火するサブの代表格。お姉さんに憧れるショタが偶然催眠アイテムを使ってしまい、以降は話しかけるたびにHイベントが追加されていく。アイテム入手後すぐに該当ショタの居場所へ戻る習慣をつけると取りこぼしが減る
- 「ガニ股腰振り修行」「振り子催眠」「魅了」「記憶改変」など、メイン以外のサブで初出のシチュも多い。これらは図鑑にカテゴリ分けされて登録されないため、本編で確実に踏んでおく
- 装備品・スキル欄・消耗品(料理・回復アイテム)はストーリー進行度に応じて文章が書き換わる。アイテム説明欄もエロ描写の一部として機能しているので、章移行直後に一度装備画面を開いて差分を読むのが推奨
つまずきやすい箇所と緩和策
- 画面切り替え・マップ遷移のロードが長い。RPGツクール由来の仕様で軽減策はないため、章移行時はまとめてイベントを踏む計画にする
- シナリオスキップ機能がないため2周目以降が重い。Ctrl長押し・Enter長押しで送る前提
- 回想機能(ライブラリ)の使い勝手が悪い。シーン名と内容が一致しづらいので、初見プレイ時に分岐前セーブを各章2〜3個残しておくと再閲覧時に楽
- 4章戦闘員化以降のBADEND側の操作パートで、目的地が分かりにくいケースがある。マップ上の「!」と左下通知の両方を必ず確認
- ステータス画面のBADステータス欄を読み飛ばすと、ヒロインに何が起きているかを文章で確認できなくなる。HCG少なめの章(特に1章・2章序盤・最終章)はこの欄が実質シナリオの一部
ヒロインの強さ設定上、戦闘で詰まることはほぼないが、章によっては「負け確定戦闘」が組まれている。負ける前提なのでアイテムを温存して構わない。「無傷で行く本筋」と「あえて負けて開放するBAD」がセットで用意されている章は、BADを先に見て分岐前に戻る運用が回想埋めとして効率的。
補足
- 価格1,155円に対しメイン6章+章ごとのBADENDアフター+サブイベント群というシナリオ量で、購入後すぐクリアまで進めるのではなく1章ずつじっくり踏破していく前提の作品
- 催眠の方向性は「一発で堕ちる即堕ち型」と「段階を踏んで認識が歪んでいく緩慢堕ち型」の両方を章ごとに使い分けている。常識改変・寄生・宗教洗脳・戦闘員化・物品化・人格排泄・記憶改変・魅了・振り子・名前を書く改変・シール改変など、催眠サブジャンルを網羅的に1作で触れる構成
- 原作小説はノクターンノベルズで公開されており、購入前に作風を確認したい場合はそちらを先に読む手もある。ただしゲーム版は小説と分岐・追加シーンが異なり、特に最終章の展開は小説既読者にとっても初見要素として機能する
- 続編・DLC希望のレビューが多いシチュは「1章後日談の写真販売シーンの本格映像化」「メイド長クリムの堕ちシチュ追加」「ヒロイン1人ごとのアフター章」「里長エンド以外の2エンドの後日談」。現時点では実装されておらず、本編内のテキスト描写のみで完結する
- 似た系統の作品を探す場合のキーワードは「常識改変」「人格排泄」「無様」「戦闘員化」「物品化」「催眠堕ち」。本作はこれら全てを一作に詰め込んでいるため、ジャンル入門書として購入し、刺さったサブジャンルを別作品で深掘りする使い方ができる





