
6軸スコア
作品の個性を6方向から可視化する独自指標。SweetScore(総合点)では見えない強みと弱みが分かります。
攻略のポイント
「イリス誓約 -深く大地の底へ-」は MaraStudio が手がけたダンジョン攻略ARPGで、ソウルライクの空気をまとった横スクロールアクションだ。フォルヴィンニア王国の南にある小さな村に未知の遺跡が出現し、そこから湧き出す魔物と、地下迷宮に眠る謎を追って冒険者が潜っていく。最初の遺跡で操作に慣れないうちに雑魚のネズミにすら何度もやられるのが定番の入り口になっていて、序盤の難しさだけ見て投げてしまう人が多い。だがレベリングのペースが非常に速いゲームなので、最初の壁さえ越えれば一気に化ける。ここでは攻略の肝になる戦闘・育成・敵を仲間にするシステム・Hシーン回収の手順を、つまずきやすい順に整理していく。
まずキーコンフィグを必ず変える(最初の難所はここ)
このゲームで最初に苦戦するのは敵ではなく操作だ。初期のキー配置がかなり独特で、移動・攻撃・回避・防御・アイテム・キャラ切替・メニューと使うキーが多く、デフォルトのまま遊ぶと指がもつれて雑魚相手にも被弾する。起動したらまず設定でキーコンフィグを自分の指に合う配置へ組み替えること。これをやるだけで体感の難易度が一段下がる。
参考になる配置の一例を挙げておく。移動を矢印キー(↑↓←→)、弱攻撃を Z、強攻撃を X、防御を S、回避(または決定)を SPACE、キャンセルを C、アイテムを D、キャラ切替を Q、メニューを V に割り振ると、左手=移動、右手側=攻撃と回避という自然な手の形になる。実際に使うコマンドは移動・弱攻撃・回避・アイテム・メニュー・決定くらいなので、コマンドが多くて混乱する人は最低限のこの6つだけを押しやすい位置に置けば十分戦える。なお操作はキーボード前提で、パッドは標準では効かない。どうしてもパッドで遊びたい場合は JoyToKey などのキー割り当てツールを噛ませる必要があるが、ボタン数がやや足りなくなる点は留意しておきたい。
戦闘は「回避ゲー」と割り切る
本作のアクションは攻撃モーションがゆったりめで、敵の方が素早い。正面から殴り合うと一方的にやられるが、攻略の本質はシンプルだ。ほとんどの敵は「一定時間移動 → 攻撃」を繰り返すだけなので、敵が近づいてきたら回避を入れ、空振りした隙に攻撃を差し込む。これでほぼ完封できる。
ポイントは回避の無敵時間がとても長いこと。敵が寄ってきたら回避を連打しておくだけで攻撃をすり抜けられ、相手の硬直に弱攻撃を当てる動きが安定する。逆に注意したいのが当たり判定で、本作は奥行きのある2.5D表現のため、自分と敵の立ち位置(上下の軸)が微妙にずれていると、こちらの攻撃は当たらないのに相手の攻撃だけ被弾するという事故が起きやすい。攻撃する前に敵と同じラインに体を合わせる意識を持つと無駄な被弾が減る。被弾時の無敵が短く、囲まれると身動きが取れないまま削り切られるので、複数の敵を相手にするときは1体ずつ釣り出して処理するのが鉄則になる。
魔法やスキル、パリィ(見切り)も用意されているが、必須ではない。高火力の武器と回避を軸にしたゴリ押しでラスボスまで到達できるため、まずは物理で押し切る立ち回りを覚えるのがいい。キーボードだと魔法は入力がやや煩雑なので、脳筋プレイの方が序盤はサクサク進む。
血晶石とレベル上げ、ステータス振りの優先度
倒した敵が落とすのは「血晶石」。これがこのゲームのソウルに相当する通貨兼経験値素材で、村にいるレブン救済会のコネットに血晶石を渡すとレベルが上がる。死亡しても貯めた血晶石を失う仕様ではないので、本家ソウルのような回収プレッシャーはなく、何度死んでもペナルティはほぼないと考えていい。
最序盤の壁は、最初のボス部屋の前で雑魚を狩ってレベルを稼ぐと越えやすい。遺跡に出る骸骨はそれなりの性能の武器をドロップするので、稼ぎついでに装備更新も狙える。目安としてレベル10前後+回復アイテムを多めに持ち込めば最初のボスは突破できる。
ここで多くの人が見落とすのが、レベルアップで得たステータスポイントは自動では振られず、ステータス画面から手動で割り振る必要があるという点。レベルだけ上げて満足し「強くならない」と感じている場合はほぼこれが原因なので、必ず確認しよう。振り先のおすすめは STR(脳筋=力こそパワー)で、通常攻撃の威力が上がって雑魚処理が一気に速くなる。快適に動かしたいなら AP(行動力系)に少し振るのも有効だ。一度上げたステータスはレベルダウンがなく振り直せないので、剣で進めてから魔法に乗り換える、といったビルド変更はやりにくい。最初に物理か魔法かの方針を決めて、一本に集中して伸ばすのが失敗しないコツになる。
職業(生まれ)はキャラ作成時に騎士・戦士・盗賊・探検家・聖職者・魔法使い・学者などから選ぶ。職業は初期ステータス・初期装備・レベルアップ時の上昇量に影響する要素で、アクションに不慣れなら騎士で始めると硬くて死ににくく、慣れるほど楽になっていくので無難。職業専用の初期装備でしか手に入らない装備もあるため、コンプを意識するなら別職での周回も視野に入る。
敵を仲間にする「魂の契約」を早めに活用する
本作最大の特徴が、メインボス以外のほぼ全ての敵を仲間にできること。倒した敵の死体に「魂の契約」を行うと、その個体を支配して味方として連れ歩ける。契約には血晶石を消費するが、序盤の難易度を和らげる切り札になるので、強そうな敵を見つけたら早めに仲間に取り込んでいきたい。
仲間は最大2体まで同行でき、仲間もこちらと一緒にレベルが上がるため戦力として腐りにくい。仲間がやられても、一度ダンジョンから出れば再びパーティに編成し直せるのでペナルティはなく、惜しまずどんどん使ってよい。周回プレイでは「カムイ」という女性キャラを仲間に加えて一緒に戦えるようにもなる。村の道具屋ではラミアなどを購入して仲間に加えることもできるので、血晶石が貯まったら覗いてみるといい。敵の種族ごとに性能差ははっきりしているため、火力役・盾役と役割を意識して編成すると探索が安定する。
Hシーンの解放条件と、効率的な全回収の手順
エロは主人公の性別によって中身が完全に分かれる。男主人公は仲間にした女性キャラ・女モンスター、村のNPC(女性)と拠点でHできる、いわゆる退廃的なハーレム/支配方向。一方女主人公(2名いる)はボスや特定の敵に敗北したときの陵辱シーンが中心で、敗北イラストとドットアニメが用意されている。テキストはほぼなく、2Dの一枚絵アニメや一部 Live2D で動くモーションを見せる構成だ。シーン総数はおよそ40程度で、声優5名のボイスも入っている。
全シーン回収には注意が要る。ある周で女主人公を選ぶとその周は他の主人公のシーンは出ないため、3人ぶん(男主人公+女主人公2名)を集めるには性別・キャラを変えて周回する必要がある。しかも主人公を変えるには最初からやり直す形になるので、計画的に進めたい。効率を考えると次の順序がおすすめだ。
- 1周目・2周目は女主人公でプレイする。終盤はステータスがインフレして強くなりすぎ、わざと負けるのが難しくなる。女主人公のうちに敗北シーンを埋めておくとラク。
- HP を1にできるアイテムを活用すると、敗北シーンへ移行させたいときに「中々死ねない」状況を避けられる。
- 男主人公は集団戦で防御が上がり敗北しにくくなるので、敗北回収を気にせず暴れられる最後の周に回すと相性がいい。
- 女主人公のときは裏技で強くなりすぎると敗北凌辱が見にくくなるため、裏技の使用は控えめにする。
周回ではレベル・アイテム・装備・熟練度が引き継がれ、キャラを変えても引き継ぎが効く。1周目はクリアまでおよそ2時間半前後、慣れれば高速周回も可能だ。どうしても周回が面倒なら、タイトル画面で「0(ゼロ)」を3回押すとギャラリーが一気に全開放され、3キャラ+モブ分のシーンをまとめて鑑賞できる。ただしギャラリーはシーンを1つずつ選んで再生する方式で、敗北からの一連の流れを通しで見たい場合は実際に該当ボスへ挑む必要がある点は覚えておこう。
エンディング分岐とやり込み
本作はマルチエンディングで、ルート分岐も存在するがゲーム内のヒントが少なく、くまなく探索しないと分岐に気づきにくい。男主人公では女性NPCと交流を深めて攻略することもでき、鍛冶師のユナにプロポーズして結婚し、そのままエンディングを迎えるといった専用ルートも用意されている。世界観の説明はあえて控えめで、状況や主人公の目的が分かりにくいと感じる人もいるはず。サークルの Ci-en で配布された GUIDE BOOK を読むと背景設定が補完されるので、物語を深掘りしたい場合はそちらを参照するといい。
クリア後はステータスがインフレし、ラスボスもゴリ押せるほど強くなる。だからこそ周回でのシーン回収・職業違いの育成・お気に入りの仲間で遊ぶといったやり込みが回しやすい。1周あたりのテンポが軽いので、3周してH全回収+気に入った巨乳キャラを連れて高速周回、という流れが本作の遊び方の王道になる。
補足
ファイル容量は約2.27GB、対応言語は日本語、価格は¥1,980に設定されている。アクションが極端に苦手でなければ、レベリングで火力を盛れば詰むことはまずない。むしろ後半は敵が紙装甲になり作業感が出るほどなので、歯ごたえを残したいなら無闇にステータスを上げすぎず、装備とレベルを控えめに保つと最後まで緊張感を保てる。
セーブ枠は数が限られているため、女主人公で敗北シーンを回収するときや、エンディング分岐の手前ではこまめに別枠へ残しておくと取りこぼしを防げる。Hシーンはテキストが少なくシチュエーションを想像で補う作りなので、淡白に感じるかどうかは好みが分かれるところ。逆に「ゲームをじっくり遊びたい、エロはアクセント程度でいい」という遊び方とは相性がよく、アクションRPGとしての育成と探索を主軸に据えると満足度が高い。MaraStudio はバグ報告やコメントへの対応が丁寧なサークルとして知られ、本作もアップデートを重ねた v1.21 で操作・バランス面が初期より整っているので、最新版で始めれば序盤のストレスはかなり軽くなっている。





