
6軸スコア
作品の個性を6方向から可視化する独自指標。SweetScore(総合点)では見えない強みと弱みが分かります。
攻略のポイント
『サキュバス戦記』は、復活したサキュバスの大群から王国を守る男たちを操作するシミュレーションRPGだ。マップ上でユニットを動かして敵を倒していく形式はファイアーエムブレム系をそのまま踏襲しているが、敵は全員が女性で、攻撃は剣や魔法ではなく性技と誘惑で行われる。トドメを刺そうとした瞬間の命乞い、拠点に戻ってからの金や名声を狙った色仕掛け、武器に宿った敵幻影からのエナジードレインなど、あらゆる場面で誘惑が飛んでくる構造になっている。立ち絵付きの女敵が50体以上登場し、ほぼ全キャラに個別の敗北シーンと複数パターンの誘惑テキストが用意されているため、進行と回収のどちらを優先するかで遊び方が大きく変わる。ここでは難易度の選び方、状態異常への対処、命乞いと自滅の扱い、拠点フェイズの注意点、シーン回収の段取りを整理する。
難易度選びと序盤の進め方
本作には難易度設定があり、イージー(らくらく寄りのモード)とノーマルが選べる。ノーマルは稼ぎなしで挑むと相応に手強く、状態異常を撒かれて動けないユニットが続出するため、SRPGに慣れていないなら最初からイージーで構わない。クリアだけが目的ならイージーで誘惑の選択肢を選ばない限りまず負けないバランスになっている。
序盤で意識したいのは次の点だ。
- レベル上げと装備・回復アイテムの準備を怠らない。武器やユニットを自分でカスタマイズして編成できるので、状態異常に強いユニットと火力役を分けておく
- マウス操作が使える。1マスずつキー入力するより直感的に動かせるので、移動のストレスを減らせる
- 毎ターンごとにセーブできる。これが本作の攻略の要で、特定の敵だけ残してシーンを見てから倒す、といった調整がしやすい
- 全12章構成。各章のマップにはギミックがあり、地形を使った色仕掛けも発生するので、隊列を崩しすぎないように進む
序盤で詰まる典型は「快楽態勢ゲージ」が下がりきって行動不能になるパターンだ。敵の性技を受けると行動できる回数や抵抗力が削られていくので、誘惑を受け続けるユニットは早めに後方へ下げて立て直す。火力が出るうちに敵の数を減らし、被弾するユニットを固定しないことが安定の基本になる。
状態異常と敵の誘惑攻撃への対処
敵が仕掛けてくるのは魅了・発情・勃起・部位弱点・洗脳といった固有の状態異常だ。これらは「動けなくなる」「味方同士で同士討ちさせられる」「抵抗できなくなる」といった形で戦局を大きく動かしてくる。状態異常をほぼ確実に食らってしまう場面もあるため、対策を組み込んでおきたい。
- 魅了・発情を受けると同士討ちや行動不能になる。複数体に同時に魅了を撒かれると一気に崩れるので、誘惑を多く撒く敵から先に処理する
- 部位弱点はユニットごとに狙われやすい箇所が違う。弱点を突かれると一撃で態勢を崩されるので、弱点持ちは敵の射程外で待機させる
- 後半はエナジードレイン・レベルドレインが増える。ドレインを許すと能力値そのものを吸われ、放置すると詰む水準まで敵が強化される。特に重要武器に宿った敵サキュバスの幻影は、吸われるままにしておくと後で敵として出てきたとき手も足も出なくなる。この幻影に手を出すときはセーブデータを必ず分けておくこと
- 敵がカジュアルに行動不能系を撒いてくるので、ターン頭に状態異常の回復手段を確保しておくと崩れにくい
緊迫した状況ほど誘惑にハマったときの背徳感が増す設計になっているが、攻略面では「不利な選択肢を踏まない」ことが第一だ。優勢でも色仕掛けの選択肢を一つ選んだだけで負けに直結することがあるので、進行優先のターンは誘惑を機械的に振り払う。
命乞いと自滅コマンド ― あえて負ける遊び方
本作最大の特徴が、敵のHPを1まで削ってトドメを刺そうとすると発生する命乞いだ。ここで誘惑に応じると、逆に搾り取られてユニットが撤退してしまう。命乞いはキャラごとに複数パターンが用意され、同じ種類の敵でも別ユニットなら別の内容になる。一度命乞いを切り捨てると次は違う手でアプローチしてくる、といった分岐もある。
意図的にシーンを見たいときは次の段取りが効率的だ。
- ターンごとのセーブを活用する。命乞いに応じてシーンを見たあとロードし、次は普通に倒して章を進める
- 自滅コマンドで自分から敗北を選べる。自滅を選ぶと「他の人もどうぞ」と他の味方の自滅を誘発するセリフが出るなど、回数を重ねるとテキストが変化する
- 自滅は1回目と2回目でテキストが変わる。搾精2回目でセリフが変わる敵もいるので、同じ相手でも複数回試す価値がある
- 再挑戦できるステージでは、負けを重ねるごとにデバフが累積する。泥沼にハマっていく専用テキストが用意されているので、あえて負け続けるルートも回収対象になる
注意点として、フリークエストに出る雑魚サキュバスや女盗賊には命乞いがない場合がある(撃破経験値の都合とみられる)。命乞いを狙うなら本編ステージの敵を相手にするのが確実だ。また人間の女盗賊は、盗賊団に敗北して再出撃したあと「見逃す」選択肢を選ぶと専用のご褒美シーンに繋がるなど、選択肢分岐でしか見られないものもある。
拠点フェイズとサブクエストの立ち回り
戦闘パートのあいだには拠点(街)フェイズがあり、ここでも色仕掛けイベントが多数発生する。応じると実際にデメリットが付くのが本作の作り込みで、攻略上は安易に乗らないほうがよい。
- 拠点の色仕掛けに応じると、名声が下がる・所持金を奪われる・装備を奪われる・能力値を吸われるといったペナルティが現実に発生する
- お金目当てで迫ってくる女の子の買春イベントは、ハマると資金が枯渇するので回数に注意する
- サブクエスト(フリークエスト)はレベル上げの場として使える。本編で詰まったら、ここで稼いでから挑むと安定する
- アップデートで追加された要素として、サキュバスを仲間にできるようになっている。仲間にした淫魔の前でオナニーして経験値や一部の能力値を貢ぐ(吸い取ってもらう)ことができ、味方に負けるという形のシーンも回収できる
拠点イベントは戦闘の合間に挟まるサブシナリオとして章ごとに増えていくので、章を進める前に拠点で発生しているイベントを一通り確認しておくと取りこぼしが減る。名声や金を失っても致命傷にはならない作りだが、装備を奪われると次の戦闘が苦しくなるので、戦力に直結するデメリットだけは避けておきたい。
シーン回収とエンディング後のやり込み
エンディングまで到達すると回想部屋が解放され、見たシーンだけでなく未見のシーンも含めて回収できるようになる。本作はキャラ数とテキスト差分が膨大なので、本編プレイ中にすべてを見るのは現実的でなく、クリア後の回収が前提の設計だ。
- クリア後は、攻略済みのマップに無限行動付きで再突入できる。好きな敵を相手に何度でも搾り取られに行けるので、お気に入りのキャラを集中的に回収するならこのモードが便利
- 回想部屋では、アイテムを使用することでしか見られないパターンも存在する。立ち絵やテキストだけでなく、特定の道具を介した分岐があるので、装備・アイテム欄も一通り試す
- 全敵キャラに対してオナニーコマンドが実行できるユニークな仕様があり、これも回収対象になる
- ボス級サキュバスはフルボイス(砂糖しお/大山チロル/山田じぇみ子/陽向葵ゅか/沢野ぽぷららが担当)で、敗北演出やゲームオーバー演出が章ごとに作り込まれている。2章と8章はボイス付きの見どころが多い
- 7章ではエルフの女の子がサキュバスに襲われる女の子同士の専用展開があり、その場面でしか出ない戦闘メッセージが用意されている
回収を効率化するなら、本編はイージーで一気にクリアしてしまい、その後に回想部屋とクリア済みマップで腰を据えてシーンを集めるのが無駄がない。逆に緊張感ごと味わいたいなら、ノーマルで「ギリギリまで戦って負ける」状況を狙うと専用の敗北分岐に触れやすい。
補足
開発元は色仕掛けジャンルのまとめサイトを運営していた「色仕掛けまとめブログ」で、本作が処女作にあたる。Ci-enでの支援を受けながら制作され、もともとテキスト中心の予定だったものが、立ち絵・一枚絵・パイズリアニメーション・ボイスと拡張されて製品版に至った経緯がある。ジャンルとしては逆レイプ・色仕掛け・男性受け・逆転無しで、Hシーンはパイズリを中心に足コキ・手コキ・フェラ・本番・キス責めなどを網羅する。エッチでの逆転(こちらが攻める展開)は存在せず、一方的に搾り取られる構成で統一されている。
発売は2019年で、その後もアップデートで回想部屋・サブシナリオ・サキュバスを仲間にする機能・ボイス追加などが重ねられてきた。クリア時間はおおむね6〜7時間程度だが、誘惑に引っかかりながら進めると体感プレイ時間はそれ以上になる。価格に対してテキスト量とシーン数が多く、SRPG初心者でもイージーと救済措置(回想モードでの無限経験値稼ぎなど)でクリアできるバランスに収まっている。続編格の『サキュバスデュエル』も同サークルから出ているので、本作で作風が合ったなら合わせて確認するとよい。





