Project LUX

Project LUX

Spicy Tails
発売2018/2/2

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S
Steam
¥2,800

最終確認: Steam 2026-06-16

価格は最終確認時点のものです。最新価格は各ストアでご確認ください

6軸スコア

作品の個性を6方向から可視化する独自指標。SweetScore(総合点)では見えない強みと弱みが分かります。

🔥エロ14信頼
濃厚×2性癖×2背徳感×2
📖シナリオ85信頼
ストーリー×54かわいい×46設定×38可愛い×38選択肢×34
🎯中毒性84信頼
没入感×36楽しめ×22ずっと×6延々×4テンポ×4
完成度83信頼
アニメ×62モーション×20表情×20動く×16クオリティ×12
📣話題性21信頼
面白×28お勧め×24おすすめ×20素晴らしい×14是非×14
💰コスパ65信頼
ボリューム×26十分×14満足×12しっかり×10大満足×4

攻略のポイント

Project LUX とはどんな作品か

『Project LUX』は『狼と香辛料』の作者・支倉凍砂氏が代表を務める Spicy Tails が2018年2月にSteamで配信したVRアニメ作品です。「VRノベル」や「VRアニメ」と銘打たれており、銃を撃ったり走り回ったりするゲーム性はほぼなく、約90〜100分のフルボイス映像作品をVRヘッドセット越しに視聴するスタイルになります。視点はほぼ固定で、プレイヤーは「陪審員として、被告であるエージェントの記憶データを追体験する」という設定が物語そのものに組み込まれており、レビューでも「VRというデバイスの特性を設定の中に組み込んでいる作り方に感心した」「ヘッドセットを被って音を聞き映像を見るプレイヤーの立場がそのまま陪審員の視点になっている」と書かれています。シナリオは支倉凍砂氏、キャラクターデザインは月神るな氏、テーマ曲はヨルシカで知られる n-buna 氏が手掛けており、文章作品系VRとしてはかなり豪華な布陣で組まれた一本になります。

舞台は、ほとんどの人類が肉体を捨てて電脳化した近未来。記憶や感情を共有することが当たり前になった世界で、生身のまま僻地で暮らす少女ルクスを、義体で活動する役人(エージェント)が訪ねるところから物語が始まります。レビューでは「攻殻機動隊のような義体・電脳ネタを、たった2人の会話劇で90分にきれいに収めている」「シンギュラリティ後の世界を真正面から扱った佳作」という見方が多く、SF設定が好きな層からの評価が特に高い作品です。

プレイ時間と全体構成

レビューを通して読むと、プレイ時間はおおむね「80〜110分」「映画一本ぶん」という証言で揃っています。「プレイ時間113分で全クリア」「視聴時間は約100分」「全5話、1話あたり15分程度で計80分」など、ストップウォッチ付きの感想も複数あります。1.5時間前後と見ておけば大きく外しません。

構成は全5章(エピソード)で、章ごとにエンドロール(スタッフロール)が挿入されます。これについては「章ごとにスタッフロールが入るのが没入を切る」「Early Accessの名残では」「最後にまとめてほしかった」という不満が複数のレビューで指摘されており、初回プレイ時に「あれ、もう終わり?」と勘違いしてしまう人が多いポイントです。実際には1章分が約15〜20分で、エンドロール後も話は続きますので、最初のスタッフロールでVRを外さずそのまま待つことが大切です。

セーブ・ロードとチャプターセレクトが用意されているため、休憩を挟みながらでも進められます。「VRを連続で1時間以上付けると目が辛いので、数日に分けてプレイした」「疲れ目でも安心」という声もあり、章単位で区切れる構造はVR作品としてかなり実用的です。

ストーリーの見どころとSF設定

物語の主軸は、生身の身体を持つ少女ルクスと、義体で動く電脳化された役人(エージェント)の対話です。電脳化を済ませた社会は「記憶や経験を共有し、効率的に交わるようになった」一方で、生身のまま絵や物語を作るルクスのような存在は社会の周縁に置かれています。レビューでも「効率を重視する機械的な主人公と、感情豊かなルクスの対比が二人のアイデンティティに深みを与えている」「ディストピアSFとして、ただのサウンドノベルでも売れただろうものを、田中あいみさんの細く切ない声とくるくる動くモデリングで印象を100倍にしている」と書かれており、シナリオ単体への評価がかなり高めです。

中盤以降、エージェントの記憶を追体験するプレイヤー自身が、何を見て何を選ぶかという問いに引き込まれていきます。「最初から殺人罪だと言われるところから一気に物語に引き込まれた」「最後の選択肢で本気で悩んだ」「90分でこんな選択をさせられるとは思わなかった」というレビューが並んでおり、終盤に重い分岐が用意されているのが見どころです。「ハッピーエンドにたどり着いた時の余韻が良い」「プレイ後の余韻が長く残った」という感想が多く、VR作品としては珍しく感情を強く揺らされる手触りになっています。

選択肢とエンディング(攻略の核)

選択肢はゲーム全体を通して非常に少なく、本格的な分岐は終盤の第5章チャプター3の1箇所のみです。レビューに「分岐のある選択肢は1個だけ」「最後の選択肢で展開が分かれるだけなのでマルチエンディングと銘打つほどではない」と明記されている通り、構造としては実質的にひとつの分岐で結末が変わるシンプルなマルチエンドになります。

ここで重要なのは、両方のエンディングを必ず確認することです。レビューでは「片方だけで終わらせるのは惜しい」「もう片方を見ると物語の見え方が変わる」という指摘があり、特に「先に上を選びたい(片方の選択肢から見るほうが良い)」という攻略寄りの記述もあります。チャプターセレクトから第5章チャプター3に戻り、もう一方の選択肢を選び直して2周目を回収する流れが推奨です。視線で選択肢を選ぶ仕組みのため、「視点固定のサークル(○印)に視線を合わせて少し待つ」操作になります。「最初の選択(ルームスケールのサークルで静止)でバグかと思い放置していた」というレビューもあり、最初の選択肢で操作を理解しておかないと進行が止まったように感じる落とし穴があります。

選択肢の場面では視線を合わせるだけで決定されてしまうので、「悩んでいる間にうっかり別の選択肢に視線が乗ってしまった」という事故も発生しがちです。決めるまでは選択肢のサークルから少し視線を外しておくのが安全です。

起動できない時の対処(2026年現在の必読情報)

新しいPC環境で起動できないトラブルが頻発しており、レビューにも具体的な解決法が複数共有されています。古い作品でありながらレビュー上位に来ているコメントの多くが「起動方法のメモ」になっているほどです。

  • Intel 11世代以降のCPUでは起動しない問題: Windowsの「システムの詳細設定 → 環境変数」で、システム環境変数に新規追加します。変数名は `OPENSSL_ia32cap`、値は `~0x20000000` もしくは `0x200000200000000` を設定します。これでほとんどの環境で起動できるとレビューで報告されています(Windows11 + 12世代i9 + RTX3080Ti + Meta Quest 3 / Quest 2 + Airlink などで起動確認済み)。
  • 起動順序: 先に SteamVR を起動してから Project LUX を立ち上げます。Project LUX を直接起動するとうまく動かない場合があります。
  • Oculus Touch / Rift S / Quest 系のメニュー操作: メニューはスティックを「倒した状態で押し込む」とカーソル移動、「倒さず押し込み」で決定です。これがわかりにくく挫折しかけたというレビューが大量にあります。Xボタンでメニュー表示、ゲーム中はスティック押し込みで会話ログ表示です。
  • HTC Vive: タッチパッドの中央押し込みで決定。傾けながら押し込むとカーソル移動。
  • その他のHMD: WindowsMR、Pico 4、Quest 2/3 (Airlink・Virtual Desktop 経由)、Oculus Rift DK2 + Xbox 360 コントローラーなどで動作報告あり。Pico 4 は Virtual Desktop 推奨という声があります。
  • キーボードでもメニュー操作可能: コントローラーで詰まったらキーボードを使う手があります。ただし作品世界への入り込みは弱くなります。

セールでは半額前後まで下がることがあり、レビューでは「定価2,800円は2018年当時で高めに感じたが、半額セールで買えば文句なし」という購入タイミングの目安が複数あります。

プレイ前に知っておきたい注意点

レビューで繰り返し指摘されている弱点も、事前に知っておくとストレスが減ります。

  • 首なしボディ問題: 主人公(エージェント)の身体がスーツ姿で固定されており、プレイヤーが頭を動かしても胴体は微動だにしません。視界の下に「妙に姿勢の良いスーツ姿の首なしボディ」が見える格好になり、これが没入を切るという指摘が複数あります。レビューには「もたれかかると首が見えてしまう」「ボディが視界に入る瞬間がアレ」という感想がありますが、物語上ある意味が出てくるので、最後まで見てから判断するのが良いです。
  • 正面方向のズレ: ルクスがプレイヤーの正面ではなく左側にいる時間が長く、「ずっと首を左に向けっぱなしで疲れる」という訴えが多いです。メニューの「向きのリセット(refresh)」を章の冒頭でこまめに実行することで負担が減ります。座って始めるレビュアーが「最初から座位でやれば違和感が少ない」と書いている通り、座りプレイ推奨です。
  • 画面の眩しさ: ルクスの自宅は全体に光量が高く、「眩しくて目が痛い」という声が出ています。HMDの輝度を下げておくと長時間プレイが楽になります。
  • チャプター毎のエンドロール: 前述の通り、毎章末にスタッフロールが挿入されます。初見で終わりと誤解しないようにします。
  • 触れない・動けない: 視点移動のみで、ルクスに触れることや家の中を歩き回ることはできません。「触感デバイスが欲しくなる」「クリア後に部屋を歩き回って観察できるモードが欲しかった」というレビューが複数あり、ここを期待して買うとずれます。
  • ボリュームと価格: 90分前後の映像作品として2,800円を高いと取るか妥当と取るかは分かれます。「映画1本ぶんと考えれば妥当」「Batman VRと同じくらいの価格帯なので合っている」という意見と、「内容に対して割高」という否定的意見の両方があります。レビューの否定派(評価2)はおおむねここを理由にしており、「ノベルとして自分のペースで読みたい人には合わない」とも書かれています。

ルクスというキャラクターと演技について

評価の最大の柱はヒロイン・ルクスの存在感です。レビューの言及で最も多いのが「ルクスがかわいい」「動きが素晴らしい」「表情が豊か」というキャラクター評価で、「演劇を舞台の上で見ているような豪華さ」「モーションがすべて声優の田中あいみさんによるリアル収録」と書かれています。アニメ的な仕草や動きをリアル収録でやっているからこその自然さがあり、「3DCGのキャラがここまで生きているように見えるとは思わなかった」「破綻のない自然な動きでまさにそこにいる」というレビューが続きます。声優の田中あいみ氏は『干物妹!うまるちゃん』のうまる役で知られる演者で、「うまるちゃんの声で90分のSFを聞ける幸せ」「細く切ない声がルクスの設定に完璧に乗っている」と書かれています。テーマ曲は n-buna(ヨルシカ)氏の楽曲で、エンドロールごとに流れる曲が「序盤の印象とは違って終盤に効いてくる」という指摘もあります。

距離によって声の音量が変わる作りも好評で、「ルクスが遠ざかると声が小さくなる細かい演出に感動した」「クロスモーダル現象でルクスに抱きつかれた瞬間に体感まで生まれた」というレビューもあります。VR作品としての「目の前にキャラクターがいる」という効果を、シンプルだが丁寧な演出で引き出している作品です。

補足

『Project LUX』は2018年2月リリースの作品で、グラフィックや解像度については「今となっては一昔前感がある」「3DCGが若干しょぼい」というレビューもあります。これは事実として割り引いて見る必要がありますが、2018年時点のVR黎明期に「映画を一本見たような満足感」「VRノベルというジャンルの可能性を提示した」と評された先駆作であり、シナリオの古びなさはむしろシンギュラリティ・ChatGPT時代の今こそ刺さるという声も増えています。「2018年でこのテーマに踏み込んだ先見性」「シナリオは色褪せないどころか今こそ輝きを増している」というレビューが2020年代後半の購入者から複数寄せられているのが特徴です。

なお、Steam独占タイトルのためVRヘッドセット必須です(VR非対応モードはありません)。HTC Vive のみ正式対応ですが、Oculus Rift / Rift S / Quest 2 / Quest 3 / Meta Quest 3 / Pico 4 / WindowsMR (HP含む) などで動作報告があり、Quest系は Airlink もしくは Virtual Desktop 経由でのPC接続が前提となります。前述の `OPENSSL_ia32cap` 環境変数の設定とSteamVR先行起動さえ押さえておけば、2026年の最新環境でもプレイ可能です。

本作は、操作性とUIに古さを抱えつつも、シナリオ・声・モーション・楽曲の4点が高水準でまとまった「VRノベル/VRアニメ」という新ジャンルの起点となった作品です。約90分という短さに対して2,800円の定価は高めですが、半額前後のセール時に押さえて、座って・スピーカー音量を絞り・首を左に向けやすい体勢で・最後の選択肢を両方回収するつもりで臨むと、レビューに並ぶ「VR外しても余韻が抜けない」「終わってから泣いていた」「もう一度記憶を消してプレイしたい」という体験に近づけるはずです。

プラットフォーム別評価

SSteam
好評

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価格推移